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不妊症と漢方薬

現在の漢方薬

漢方薬が保険診療で認められるようになって20年以上になりました。それにもかかわらず、漢方薬は高額の医療費がかかると思っている方が、たくさんいます。また、漢方というと土瓶に薬草を何種類も入れて、ぐつぐつ煮て、煎じるというイメージがあります。

しかし、私たち西洋医学を勉強してきたドクターが処方しているものは、こうした工程は製薬会社のほうで行われて、フリーズドライされ、アルミパックされたエキス剤というものを用います。外見は風邪薬などの顆粒状の薬とよく似ています。

不妊症の治療では医師から漢方薬を処方してもらうことで健康保険の適用されます。不妊症で悩む女性のストレスやお金の面での負担を減らし、体質や症状に合わせた漢方薬を選んで治療を行うことが必要だと考えています。

漢方薬の効果と副作用

漢方薬に対するドクターの評価は、科を問わず積極的に取り組むドクターと、漢方は気休めにすぎないと使用しないドクターに分かれます。不妊症の治療の分野でも例外ではありません。

私は不妊症で悩むかなりの方に漢方は有効だと考えています。というのも漢方薬を使用した周期から、基礎体温が著名に改善したり、漢方薬だけで妊娠に至った方を数多く経験しているからです。

また私の不妊症治療で妊娠に至った方の8割で漢方薬を使用しています。とくに、排卵障害が疑われる方や、黄体機能不全の方によく効くという印象を持ちます。

しかし、卵管閉塞や子宮後屈などの形の異常に、漢方が無効であることはいうまでもありません。また、クラミジア、淋菌などの微生物の感染症には、抗生物質のほうが遙かに有効にして、確実です。

また、漢方薬は副作用がないと思っている方も少なくありませんが、これも全くの誤解です。服用中に発疹、かゆみ、消化器症状などが出現したら、すぐに医師に相談しましょう。薬である以上は、医師の指導のもとに、服用するのが原則です。

漢方薬はなぜ不妊症に効くのか?

では「なぜ漢方薬が不妊症の治療に効くのでしょうか?」と質問されたら、誰も正確には答えられません。最初に述べたように、漢方薬はすべていくつもの成分が配合された合剤ですから、どの成分がどう効くのかということは、ある程度はわかっているのですが、実際には、それらが複雑にからみあって効果を発揮しているのです。

また漢方薬は、効果に個人差があるのも事実です。同じ黄体機能不全と診断された方でも、基礎体温が著明に改善される方もいれば、あまり反応が見られない方もいます。この辺の見極めは私たちのような西洋医学を勉強してきたドクターにとって、非常に難しいところです。実際には、使用してみて効果が認められなければ、薬を変更して、さらに経過を観察をするということになります。

また漢方薬には、クロミッドなどの排卵誘発剤の作用を高める効果があるのではないかという印象を私は持っています。クロミッドは使用期間が長くなり、また使用量が増えると頚管粘膜液の減少、子宮内膜の薄層化という副作用が顕著になってきます。こうした場合でも、漢方を上手に使用すると、副作用も回避しながら、妊娠に至る事もあります。

不妊症治療の現場で多く使用される漢方薬には当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)、温経湯(ウンケイトウ)、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)、柴苓湯 (サイレイトウ)などがあります。

男性不妊症と漢方薬

一方、男性因子に問題がある場合にも漢方薬は用いられます。

精子の運動率が悪い精子無力症や、数が少ない乏精子症は、決め手となるような明確な治療法がな いのが現状です。ビタミン剤や各種のホルモン剤などが試みられています。こんな中で、精子無力症に八味地黄丸(ハチミジオウガン)、乏精子症には補中益気湯(ホチュウエッキトウ)などが用いられ、有効なことがあります。

漢方薬の効果的な服用法

漢方薬は食前の服用が原則です。効果をより有効なものにするために、お湯の中に溶いて飲むように私は指導しています。漢方薬には、○○○○湯などの名前のものが多いでしょう。

漢方が、不妊症に効く効かないの判断は、女性の月経周期を考え、1ヶ月を一応の目安としています。男性に対しては、もっと長期間使用して効果を判定します。食前にのみ忘れた場合は、食後2時間(食間)に服用し、忘れずに、1日3回のみ続けることが大切です。

漢方薬に批判的なドクターもいますが、、、

漢方薬に批判的なドクターは、漢方にはきっちりした医学的な裏付けがないといいます。しかし、不妊症の治療は妊娠するか、しないかというall or noneの結果が求められる医療です。患者さんは妊娠することを望んで、受診しているわけですから、副作用がでず、その患者さんに有効であれば、積極的に用いて良いと私は考えています。

もし、あなたが今まで不妊症の治療を受けていて結果が出ず、その先生がまったく漢方薬を使用しなかったのであれば、転院を考えるに当たっては、漢方薬を積極的に使用するドクターを受診することを検討してみましょう。漢方は効果に個人差が激しいのも事実なのですが、有効な人には、西洋薬以上の効果があります。

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≪院長プロフィール≫
こまえクリニック院長 放生 勲

昭和62年3月 弘前大学医学部卒業

都内の病院にて2年間の内科研修

フライブルク大学病院および
マックス=プランク免疫学研究所留学

東京大学大学院医学博士課程修了
(東京大学医学博士)

平成11年5月こまえクリニック開院

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