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ふたりでできるタイミング法

不妊外来を受診したほうがよい場合

タイミング法などを試み、子どもができないと思って、不妊外来を受診すれば、検査、そして治療が始まります。検査は不妊の原因をつきとめることを目的とし、治療はより早く妊娠に至る事を目的とします。しかし、不妊治療が必ずしも患者さんの期待通りのものではない場合もあります。

また、不妊治療に対して、2人の気持ちにずれが生じたりすると、夫婦関係そのものが悪くなるということもあります。また、担当する医師に精神的ケアをフォローしてもらえない場合、かえって不妊を悪化させてしまうということにもなりかねません。

それでも、以下のような場合は、やはり医師に相談したほうがよいと思います。この場合も、事前に医療機関に関する情報などを集め、自分たちにふさわしい医師を受診するような心がけは大切です。

  • 明らかな不妊の原因を指摘されている場合

    この場合は病気にもよりますが、医師の指導のもと適切な治療を受けるのが妊娠への近道でしょう。

  • 明らかな不妊の原因を指摘されている場合

    この場合は病気にもよりますが、医師の指導のもと適切な治療を受けるのが妊娠への近道でしょう。

  • 女性が35歳以上の場合

    女性は30歳を過ぎると、妊娠する能力が少しずつ低下してきますこの年齢になると残された時間というのも気になります。

  • 子どもが欲しいと努力して1年以上になる場合

    タイミング法など、やることはやったという気持ちがあるなら、不妊治療にも前向きに取り組めることが多いものです。

  • 男性にED(勃起障害)が存在する場合

    この場合は、セックスカウンセリングや泌尿器科の医師に相談しましょう。

「婦人体温計」「基礎体温表」「排卵日検査薬」

もし、あなたがた夫婦が上記に該当しないのであれば、不妊外来を受診する前に、自分たちでできる不妊の克服法(タイミング法)について私から提案したいと思います。

タイミング法にはまず、用意するものが3つあります。「婦人体温計」、「基礎体温表」と「排卵日検査薬」です。

タイミング法で使用する「婦人体温計」ですが、これは水銀柱による表示のものと、デジタル表示のものがありますが、私は前者をすすめます。なぜなら、水銀柱表示の方がより正確な印象を受けるからです。基礎体温は毎朝7時に測るものと思っている方も多いようですが、それも正しくありません。基礎体温は起床の直前に測定する体温をいいます。

そして、基礎体温を測ったら必ず「基礎体温表」に書きこんでください。この際、月経×、中間通△、不正出血▲、性交○、帯下+などの記号も記入してゆくことが重要です。これを2~3ヶ月続けると、自分の生理周期がある程度視覚化されて頭にはいってきます。この「基礎体温表」は、将来、不妊治療に進んだときに、担当の医師にとっても治療のための重要な情報となります。

基礎体温と排卵

タイミング法で重要な基礎体温に関して、世の中の女性の多くが誤解していることがあるので、ここで少し説明をしておきます。

それは「基礎体温表のどの時期が『排卵日』か?」ということです。長い間、低温期の最後にさらに一段体温が低くなる日があり(最低体温日)、この日が排卵日とずっと考えられてきました。これは、卵巣の中の卵胞(卵子を包んでいる袋)が破れて排卵すると卵胞は黄体というものに変化し、ここから分泌される黄体ホルモンにより、体温が上昇してきます。ですから、この体温の一番下がった日を排卵日とすることは理にかなっていました。また、最近まで、直接排卵を確認することができませんでした。

ところが、経膣超音波法の登場によって、卵胞の大きさまで計測できるようになると、タイミング法はより正確さが増し、排卵の時期を数時間単位で予測できるようになりました。そして、実際に排卵がおこった時期を調べてみると、必ずしも最低体温日に排卵するわけではなく、その翌日の方が頻度が高いことがわかってきました。おおよその頻度を示すと、最低体温日前日5%、最低体温日22%、最低体温日翌日(低温相最終日)40%、最低体温日翌々日(高温相初日)25%です。

世の中に広く出まわっている基礎体温表や書籍でのタイミング法も、最低体温日=排卵日としていますから、この事実を正しく認識する事は重要です。そして、排卵日の前日から排卵後3日までの5日間は最も妊娠しやすい「Golden 5 days」です。

排卵日は予測可能!

しかしながら、基礎体温表を見て、「あのときが排卵日だったのか」とふりかえるだけのタイミング法ではしかたがありません。自分たちは、いつ排卵するかを前もって知りたいわけですから!

タイミング法をより確実にする目的のための工夫として、「排卵日検査薬」というものがあります。女性は排卵日の直前にLHホルモンが急上昇するLHサ-ジと呼ばれる現象があります。ですから、LHホルモンは女性の排卵を促すホルモンともいえます。LHサ-ジのあと24時間以内に排卵がおこるといわれています。この検査薬は血中のLHホルモンの値が一定値以上になると尿中にもこのホルモンが出てくることを利用して、尿を調べる事によってLHサ-ジを知ろうというタイミング法です。

この検査薬は、かつては非常に高価でしたが、近ごろは街の薬局などでも1週間分(7回分)¥3,000~¥4,000程度で購入できるようになりました。これはなによりも家庭で検査できるのが、非常に便利なところだと思います。こうした知識に基づいて、妊娠を期待することは、いわば家庭でできるタイミング法です。

もし、ふたりに気持ちのゆとりが持てるなら、たとえば6ヶ月間、このタイミング法を試みてほしいと思います。この時間は、それでも妊娠しなかったら2人で不妊治療に進もうという、心の準備期間にもなると思います。

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≪院長プロフィール≫
こまえクリニック院長 放生 勲

昭和62年3月 弘前大学医学部卒業

都内の病院にて2年間の内科研修

フライブルク大学病院および
マックス=プランク免疫学研究所留学

東京大学大学院医学博士課程修了
(東京大学医学博士)

平成11年5月こまえクリニック開院

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